– ネット犯罪から子ども達を守る時代です
– ITが苦手な方も少しずつ知ることが子どもの安全につながります
時代とともに変わる見守り方
■子どもを守るためのスマホ設定
(iPhone編)
子どもを危険な場所で遊ばせないようにする感覚で、お子さんに持たせているスマホについて、ご自身でチェックしてみてください。
1)Webコンテンツの制限
出会い系サイトなどの有害サイトへのアクセスを制限することができます。iPhoneの場合、まずは「設定>ファミリー共有」から子どものApple IDを作成しましょう。その後で、親のスマホから子どものスマホに制限をかけることができます。(子どものスマホからは解除できません)最低限必要な設定ですので、できるだけ行うようにしてください。
【設定>スクリーンタイム>コンテンツとプライバシーの制限>コンテンツ制限>Webコンテンツ】
詳しい設定方法は、こちらの外部サイトへ
2)アプリの購入・課金の制限
スマホのストアからはアプリや・電子ブックなど簡単に購入できてしまいます。ストアからの購入・アプリ内課金などはできないように制限をかける設定をしましょう。
【設定>コンテンツとプライバシーの制限>iTunesおよびApp Storeでの購入】
3)子どもの位置把握
もともとスマホを紛失した時のGPS検索機能ですが、万が一のために子どもの現在位置を把握する方法を知っておきましょう。
4)YouTubeの制限
Webコンテンツだけでなく、Youtube動画などのネットサービスの有害な動画も制限をかけましょう。アカウントにフィルター(制限付きモードON)をかけることで、子どもたちに危険な動画から守られているという意識づけをすることが大切です。
5)twitterは使用させない
twitter / facebookなどのSNSサービスは、不特定多数の人と容易にコミュニケーションを取ることができるため、あらゆる危険性をはらんでいます。twitterは13歳未満はサービス対象ではありませんので、小学生のうちは禁止にしましょう。
6)アプリの使用時間の制限
子どものスマホ依存症やゲーム中毒などを回避するため、スマホの使用時間を制限する機能です。子どもと話し合って利用時間を決め、時間制限をかけられるアプリなどをインストールすることをお勧めします。
【設定>スクリーンタイム>App使用時間の制限】
7)保護者の遠隔操作
お子さんが離れたところにいる時でも管理・制限・レポートを見ることができるアプリがあります。「どのサイトを見た」「誰と電話した」「アプリの使用時間状況」まで管理することができます。お子さんのプライベートも尊重しつつ、年齢と共に徐々に制限を緩和していくとよいでしょう。
■子どもを守るためのゲーム機設定
最近のほとんどのゲーム機はインターネットにつながり、不特定多数の人とチャットなどコミュニケーションをとることができます。子どもにスマホを持たせてないから大丈夫と思っていませんか?実は、小学生のネット犯罪被害はゲーム機によるものが第一位なのです。
8)他の人との自由なコミュニケーションを制限
最近の記憶に残る事件としては、小学4年生がゲーム機のインターネット機能を通して知り合った大人に誘拐されたものです。子ども達が気軽にネットにつなげられるため、例えばコンビニの無料Wi-Fiを利用して遊ぶなど、大人の目の届かない場所で行われることもあるようです。面倒でも、メーカーWebサイトで「保護者アカウント」を作成して、子どもが使うユーザーに連携してください。
※保護者のアカウントを子どもに教えないようにしてください!
9)ソフトのダウンロード購入を制限
気が付いたら子どもがゲームの課金を繰り返し、いつのまにか多額の請求がくることがあるかもしれません。購入できるショップの購入/閲覧を制限することで、しっかり子どもと話し合いながら、正しくゲームを楽しむことが大切です。
■根本対策は、子どもとコミュニケーションをとること
どんな対策をしても、子ども達は抜け道を探してきます。本当に大切なのは、インターネットの危険に対して、忙しくても親子でコミュニケーションをとることです。子どもも成長とともにプライバシーを大切にしますので、強制的なやり方には反発するかもしれません。そのため、子ども自身が危険に気づける知識や、安全に対処できる力(自分で身を守る力)をいかに持たせてやれるかが、大人の役割になるのではないでしょうか?
IT技術は、人々の暮らしを支えるとても便利な技術です。私たち大人はむやみにITを恐れずに、良いところ/悪いところを正しく理解して、未来の子ども達をサポートしてあげられる存在になれたらと思います。
– 参考になりそうな外部サイトへのリンクです。
・Android編はこちら
・iPhone編はこちら
・Nintendo Switchのみまもり設定はこちら